こんにちは!ブログ管理人・福島県在住のすみれです。今回は奥会津にある日帰り入浴施設・早戸温泉「つるの湯」をレポート。
会津の地元民から愛される薬湯で、100%源泉かけ流し。とにかくリアルな口コミが良く、温泉通からイチオシされて訪れて以来、私はおそらく8回程訪れているお気に入りの温泉施設です。
景色も施設もキレイで宿泊施設(湯治棟)もあるので、かなりおすすめです!
- 薬湯と言われる100%源泉かけ流し
- 渓流沿いの絶景露天風呂
- 日帰り入浴施設(3時間600円、10:00~20:00)
- 食事・個室休憩室あり
- 湯治棟あり(自炊のみ)
早戸温泉「つるの湯」について
会津若松市から車で約1時間、奥会津の只見川沿いにある早戸温泉「つるの湯」。温泉が良いだけでなく、2004年にリニューアルされた日帰り入浴施設はどこもピカピカで、広くて居心地よく、常にお客さんで賑わっています。
こんな山奥でありながら、電車でのアクセスも可能。JR只見線早戸駅から徒歩約10分で、事前に連絡すれば無料送迎もしてくれるそうです。
駐車場に面した入り口は3階に当たります。1階受付へはエレベーターを利用。左にある屋根付き通路は、隣接する湯治棟の方の通路です。
駐車場から見た2階建ての湯治棟。こんな山奥なのに、かなり立派です。
2018年にリニューアルされた自炊専門の宿泊施設で、きれいな共同炊事場やキッチン付き客室、湯治棟専用の内風呂もあり、一泊税込4,990円(2名以上)とリーズナブル。ひとり泊も可能で、その場合はプラス550円。
湯治棟の正面に回ってみると、手前の湯治棟駐車場はほぼ満車でした。うらやましいです。いつか泊まりたい!!
ちなみに、宿泊予約は私の知る限り電話か公式サイトからのみ。楽天やじゃらんで予約できないのは残念。
湯治棟の横から下に続く小道もありました。こんな美しい自然に囲まれた湯治場はなかなかないのではないでしょうか。
温泉について
泉質
早戸温泉(はやと)温泉「つるの湯」は、一度は行ったら忘れられないほど泉質が良いです。なんというか、成分が濃厚という印象。入浴してみるとわかるのですが、まさに薬湯。
湯上り後ははお肌スベスベ、身体の芯からじっくり温まるので、身体が軽くなったような感じがします。
もちろん源泉かけ流し。加水、加温、循環ろ過、消毒などは一切ありません。
泉質はナトリウムー塩化物泉。湧出量は毎分182.2ℓ、泉温52.9℃、pH7.0の弱アルカリ性で、緑がかった黄褐色が、まさしく薬湯っぽい。
内湯&露天風呂
駐車場からエレベーターで1階受付へ。
施設は木造で雰囲気抜群です。
受付のある1階には休憩所や食べ物類が置いてあります。2階の大きな休憩処や食べ物類に関しては、後半で記述します。
入浴は3時間券(600円)、1日券(1,000円)があり、受付横の券売機で購入します。小さめの貴重品ロッカーもあります。
女湯ののれんをくぐると、大きめの鍵付きロッカーも。100円リターン式。
内湯は15人程が入れる大きさ。浴槽は温泉成分がコテコテにこびりついています。窓を少し開ければ、入浴しながらグリーン色の只見川が見渡せます。
源泉温度が高いため、適温にするための湯冷まし漕があります。日帰り入浴施設とはいえ、本格的な温泉施設です。
洗い場はカランが8つ程。夕方は地元民がいっぱいで、結構混みあいます。
リンス&シャンプー、ボディーソープ、売店でも販売されているピーリングジェルが置いてあります。
そして、こちらが露天風呂。5人以上だとちょっと気まずい小さめサイズです。この日は露天風呂が熱めだったので、しばらく独占できました。
析出物がすごい。湯口からは高温の源泉が勢いよく流れ出していて、飲泉用のコップも置いてあります。
入浴しながら見える風景は、高級旅館以上じゃないかと思います。視界をさえぎるものがなく、只見川と向こう岸に並ぶ山々が見渡せます。静かで、目に優しい景色に癒されます。
脱衣所はお客さんがいて写真が撮れなかったのですが、カゴが棚に並んでいる一般的な感じです。洗面台は4つあり、ドライヤーも置いてあります。
おそらく売店で販売されているオールインワンジェルも置いてありました。
その他の施設情報
1階入り口すぐのところに、小さいながら売店があります。ご当地ものもが多いのが嬉しい。地元産はちみつや味噌、珍しい天然炭酸水仕込みの生米麹なんてのもあります。
自販機やアイスクリームのほか、工芸品や湯の華も。
何度かつるの湯に来ていますが、日によって総菜が違うような気がします。こういう立地で食べるおにぎりはおいしそう。
パン好きな私は、よくこちらのパンを購入します。「カンケベーカリー」という地元・金山町のパン屋さんで、クリームパンやあんぱん、会津ご当地パンのバターパンなど、素朴なパンが中心。パン生地がふわふわしていて、やさしい味わいです。
階段を上ると、2階には大きな休憩処があります。
30人くらいは収容できるのではないでしょうか。自分で座布団を持ってきてゴロゴロできます。テレビ、冷水、お茶があり、無料Wi-Fiも使えるのでかなり快適。
川沿い側の席なら、只見川の眺望も楽しめます。
休憩所の奥には個室休憩室が4室あります。3時間2,000円、1日3,000円なので、グループなら手頃な料金だと思います。
8畳、テレビ付きで、冷暖房完備。飲食物持ち込み可能です。私は真冬に利用したことがあるのですが、暖かくてとても快適でした。
個室部屋前にはビールなどの自販機があって便利。
通路の窓際には有料マッサージチェアもあります。
1階入り口横には飲泉所があります。金気と塩味があって正直苦手な味ですが、なんだか体に良さそう。
飲泉所がある外通路を進むとお食事処もあります。まだ利用したことないのですが、いつも気になっています。
営業時間は昼と夕方で、源泉の塩を使った看板メニュー・つるの湯ラーメンやカレー、ソースかつ丼、おにぎりなどがあるようです。
食事は外でも食べられるようです。ロケーション最高ですね!
お食事処に併設するようにカフェ「つるのIORIカフェ」もがります。ケーキ、ジェラートなどがいただけるようです。
食事処前の小道はちょうど良い散策スポット。見晴らし抜群です。
あちこちに花が咲いていて、とても気持ちいい。
きちんと整備されてるかは不明ですが、遊歩道もあるようです。
只見川の岸まで歩いて行けます。この濁ったような緑色が神秘的ですね。川をよく見ると天然の魚が泳いでいました。
カフェの脇の道を上がると駐車場に着きます。
駐車場の端には喫煙所と自動販売機があります。
感想まとめ
何度入っても満足感のある泉質で、雄大な景色だけでなく、施設の素朴な雰囲気も好みです。
おそらく8回ほど行ったことがある「つるの湯」ですが、訪れる季節によってまた違った表情があるのも楽しみのひとつ。キラキラまぶしい新緑の季節も良いですが、銀世界に包まれた真冬にも再訪したいです。
早戸温泉「つるの湯」の基本情報
住所 | 福島県大沼郡三島町大字早戸字湯ノ平888 |
電話番号 | 0241-52-3324 |
定休日 | 不明 |
日帰り入浴時間 | 10:00~20:00 (最終受付30分前まで) |
日帰り入浴料金 | 大人:3時間600円、1日1,200円、17時以降400円 /子供:3時間600円、1日800円、17時以降200円 |