キャンプ場から徒歩圏内!ローカル向き日帰り入浴施設【本郷温泉・湯陶里】日帰り

こんにちは!ブログ管理人・福島県在住のすみれです。今回は会津エリアにある日帰り入浴施設・本郷温泉「湯陶里(ゆとり)」をレポート。

 

営業時間が夜21時まで、食事処や広い休憩室&有料個室があり、見晴らしの良い河川敷キャンプ場が徒歩圏内にあるのが特徴です。温泉というか日常的に使えるスパ施設のような感じ。古さは多少あるものの、2021年4月に休憩処や更衣室など一部がリニューアルされたようです。

 

鶴ヶ城(つるがじょう)などの観光スポットが集中する会津若松市内から車で20分程度とアクセスしやすく、一日のんびりしたときに便利な温泉施設だと思います。館内の様子を写真多めでご紹介!

 

  • 日帰り入浴施設(10:00~21:00、550円)
  • 露天風呂・サウナあり
  • 食事処・個室休憩室あり
  • 売店充実
  • キャンプ場から徒歩約5分

 

本郷温泉「湯陶里」について

三角屋根が印象的な会津本郷温泉「湯陶里」の外観

会津若松市の西隣にある会津美里町に位置する日帰り入浴施設・本郷温泉「湯陶里(ゆとり)」。田畑が広がる田舎エリアで、歩いて行ける距離に河川敷の素敵なキャンプ場があります。

 

8人程が利用できそうな石造りの細長い足湯コーナー

入り口横には足湯も。手を入れてみたらぬるめでした。あまり使われていないのかな。

 

建物前の風景は阿賀川と新緑がまぶしい

建物の前は緑が広がり、遠くの山々まで見渡せます。山頂が三角の形をしいているのは、磐梯山ですかね。山だらけなので良くわかりませんが。

 

オートキャンプ場と記された看板と奥に広がるキャンプ場

徒歩5分程のところに「せせらぎ公園オートキャンプ場」があります。ディキャンプも可能で、川遊びやグランドゴルフも楽しめる初心者やファミリー向きアウトドアスポットのようです。

 

青い空の下、新緑の公園に並ぶ白いモンゴルゲル

こちらは2020年6月にできた「モンゴルゲル」。エアコン、ベッドなど必需品を完備した8棟があり、1棟あたり1泊2日で14,080円。グループで宿泊すればかなり安い。温泉施設が利用できるとなると、なかなな快適な宿泊ができそうです。

 

温泉について

泉質

黒く変色した湯口から源泉が流れる様子

会津本郷温泉(源泉名)の泉質はナトリウム-硫酸塩・塩化物温泉(低張性弱アルカリ性高温泉)。泉温56.8℃、pH7.8のクセのない温泉です。

 

消毒ありの循環ろ過式ですが、塩素臭はほぼなく、ゆっくり長湯できる温泉です。

 

大浴場&露天風呂

女湯の赤いのれんの手前に置かれた黒い3台のマッサージチェア

温泉入り口は男女ともに2階。女湯前の通路にはマッサージチェアが置いてあります。

 

木製の大きなロッカーが壁沿いに並ぶ清潔な脱衣所

ここもリニューアルされたのでしょうか。設備はやや古いですが、床や壁などはとても綺麗です。鍵付きロッカーや冷水器もあります。

 

洗面台にはドライヤーとハンドソープ、ティッシュしかないので、スキンケア類は要持参ですね。

 

L字型の大きな湯舟とその横にある小さな水風呂

大浴場は温泉の浴槽と小さい水風呂(写真右側)があり、大きいガラス張りでなかなか開放感があります。

 

「新型コロナ感染拡大防止のためサウナの利用は中止」の看板が掛けられたサウナ入り口

サウナもありましたが、コロナで営業休止中でした。残念!

 

遠くの山脈が見えるメインの浴槽

温泉の浴槽は20人以上は入れそうな大きめサイズ。

 

四角の湯口からはほとんど源泉がながれていない

湯口からちょろちょろお湯が流れていました。温泉感は正直あまりありませんが、40℃~41℃程度の適温なのが心地良かったです。

 

白いイスがL字型に並んだ広い洗い場

洗い場はカランが8つ。床が全くヌルヌルしておらず、よく掃除されています。水圧も問題なし。

 

オレンジ色のボディーソープボトルと薄黄色のリンス&シャンプーボトル

設置アメニティはリンス&シャンプーとボディソープのみ。洗顔料はありません。

 

バリアフリーの手すりがある石造りの丸い露天風呂

露天風呂は4~5人でいっぱいの小さめサイズ。ちょっと深めなので肩まで浸かれます。

 

温泉成分で黒く変色した石の湯口から温泉が流れる様子

露天風呂の湯口はジャバジャバとお湯が流れています。内風呂より温泉感があるような気がして、私は露天風呂の方が気に入りました。

 

木製の柵で覆われた露天風呂から見えるのは青空のみ

入浴しながら見える風景。柵が高くて空しか見えませんが、天気が良いので心地よかったです。なにかと安心の屋根付き。

 

阿賀川と緑の芝生が続く河川敷のキャンプ場

柵の外は景色抜群。景色が見えないのがもったいないロケーションですね。

 

その他の施設情報

館内施設は売店、食事処など、なかなか充実しています。

木製の棚に地元産のネギなど新鮮そうな野菜が並ぶ

玄関を入るとすぐ売店があります。こちらは主に地元産の新鮮野菜。

 

2段の木製棚に置かれた弁当やからあげなど

ロースかつミニ丼、味噌カツ丼、ピリ辛手羽先、から揚げ、赤飯などの総菜類。

 

通路沿いに冷蔵ケース2台とドリンク用冷蔵庫が並んでいる

左の冷蔵ケースには漬物やポテトサラダ、おはぎなどが並び、右にはビールや日本酒といった酒類が並んでいます。

 

地酒を中心に15種類ほどの日本酒の一升瓶が売られている

日本酒の品ぞろえがいいですね。会津地方を代表する「名倉山」、「ゆり」から、地元・会津美里町の「風が吹く」や「萬代芳」という地元の日本酒まで揃っています。

 

アイスクリームやケーキが入った3台の冷凍ケース

一般的なアイスクリームのほか、北海道銘菓「ニシムラファミリー」の冷凍ケーキやパンまで販売されています。

 

色とりどりのパッケージの菓子類が陳列されている

スナック類やおつまみも一通りあります。

 

木製の棚に置かれたたオールインワンジェルやバスタオル

食べ物以外に、スキンケア用品やタオルも。手ぶらで来ても問題ないですね。

 

ところどころにベンチが置かれた光が射し込む明るいラウンジ

売店を過ぎると明るいラウンジに出ます。地元の観光パンフレットが置いてあるので、帰りの立ち寄りスポットをさがすもいいかも。

 

近くに東北最古の窯場といわれている「本郷焼」の窯元が複数あるのは知っていたのですが、「向羽黒山城跡」という国指定史跡があるのは知りませんでした。

自然の地形を生かした要害で、東北最大級だそうです。温泉の帰りにサクッと回ってきたのですが、想像以上に広くてびっくり。ちゃんと見るなら半日くらいかかるかもしれません。

 

フローリング使用のぬくもりあふれる大広間

ホールの奥にはリニューアルされた休憩処があります。外は田園風景が広がり、のどかな雰囲気。

 

写真を撮り忘れましたが、よりくつろげる個室休憩室(8畳、5時間4,400円、10:00~15:00/15:00~20:00)もあります。

 

食事受け取り口と食券、4台の自動販売機が並んでいる

すでに16時頃だったので閉店していましたが、ランチタイムはここで食事もできます。入浴しなくても食事可能で、その場合は入館料無料だそうです。電子レンジがおいてあるのが親切ですね。

 

「湯陶里食堂」と記載された写真付きのお品書き

ランチメニューはいずれも850円。ラーメン中心で、定食やうどん、ビールおつまみセットもあります。

 

白いコック服を着た威厳のある料理研究家のポスター

食事はテレビ番組「料理の鉄人」に出演した料理研究家・湯浅薫男さん監修のようです。ポスターを見ると、元フレンチシェフだったようです。食堂メニューは和食系が多かったので、どういう味なのか気になります。

 

「飛露喜」などの日本酒の値段と写真が置かれたポップ

食堂の受付カウンターには有名なお酒「飛露喜(ひろき)」が!一合で2,800円と高価ですが、会津地方以外では入手困難。超人気のお酒なので、とりあえず一度は試してほしいです。

 

窓際にベンチが置かれた喫煙所コーナー

ラウンジの奥がちょっとしたテラスのようになっていて、喫煙所やベンチがありました。景色がいいので、風に当たりながら小休憩するなら外がおすすめ。

 

昔ながらの瓶に入ったコーヒー牛乳と、その後ろに広がる自然風景

私は瓶のコーヒー牛乳をいただきました。会津地方の温泉施設や旅館でよく見かけるのですが、甘すぎず、意外と後味さっぱり。久しぶりに飲みましたが、湯上り後にぴったりな味でした。

 

感想まとめ

源泉かけ流しに頻繁に通う温泉好きには物足りないと思いますが、施設が広くてキレイ、食事もできるので、一日のんびりしたいときには使い勝手が良い温泉だと思います。景色が良くてリフレッシュするにはいいかも。

 

モンゴルゲルやキャンプ場に泊まるときは、便利なのは間違いないです!

 

本郷温泉「湯陶里」の基本情報

住所福島県大沼郡会津美里町字六日町甲4106-1
電話番号0242-56-4364
定休日水曜日(祝日の場合は翌日)
営業時間10:00~21:00 (最終入場20:30)
入館料大人550円、小学生300円、小学生未満100円、3歳未満無料